今夏に国内外で開かれた水泳競技大会で優勝した豊川市の豊川高校水泳部の部員ら３３人が１１日、市役所を訪れ、竹本幸夫市長に報告した。

　８月２１～２４日にオーストラリアであった第１０回ジュニアパンパシフィック選手権大会では、３年西川さんが４００メートル個人メドレーで優勝し、世界１位に。竹本市長が「日本代表キャプテンを務め、活躍した。ぜひ２０２８年のロス五輪に出場を」と期待すると、「五輪に向けて頑張るので応援をお願いします」と笑顔で応じた。

　１７～２０日に佐賀県であった全国高校総体（インターハイ）水泳競技大会では、８年ぶりに男女とも総合優勝に輝いた。男子は４×１００メートルフリーリレーで大会新記録を出すなど、他校を圧倒。女子は３校の接戦となったが最終日に２０点以上差をつけて文句なしのトップに立った。男子を代表して３年生徒は「良い流れで最後まで突き進めた。連覇を目指したい」、女子代表の生徒は「全員が全力で戦い抜き、優勝できた」と喜びを語った。（世古紘子）

（2024年9月16日　中日新聞朝刊東三河総合版より）