高山市の高山西高校ウインドアンサンブル部の１～３年生４２人が２２日、養老町広幡小学校を訪れ、広幡小創立１５０周年記念のコンサートを開いた。映画のテーマソングなどを演奏し、全校児童７９人や地域の住民４０人を楽しませた。

　記念の年の締めくくりのイベントとして開催。ウインドアンサンブル部は町内の中学校と合同練習するなど交流があり、現在の部員に町出身の生徒がいるなどの縁で小学校に招いた。部はコロナ禍以後、小学生向けの演奏会を開けなかったため、部員たちにとっても初めての小学生との交流となった。

　赤いジャケットで登場した部員たちは、映画「君の名は。」のテーマ曲「前前前世」や、「アナと雪の女王」の「レット・イット・ゴー」などを演奏。トランペットやサックス、フルートなどの楽器を紹介し、曲名を当てるクイズもした。

　部員が踊りながら演奏するディズニーの人気曲「ジャンボリミッキー！」では児童も一緒にダンス。４年生の児童（１０）は「想像よりもずっと大きな音がした。踊れて楽しかった」と喜んでいた。（今井智文）

（2024年2月28日　中日新聞朝刊飛騨版より）