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お知らせ 2024.03.02

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名城大学附属高等学校

名城大付属高の価値 向上目指し生徒議論 授業で社会人や学生ら助言

外部から招かれた社会人の助言者から講評を受ける生徒たち=中村区の名城大付属高で

外部から招かれた社会人の助言者から講評を受ける生徒たち=中村区の名城大付属高で

 名城大付属高校(中村区)で2月22、28の両日、1、2年生の計約1300人が参加する大規模な探究の授業が行われた。28日は学年や学科、コースを問わず、5、6人のグループを編成。社会人や大学生46人が助言者として加わり、同校の「ブランディング(ブランド価値を高める取り組み)」について議論を深めた。

 「名城探究Day」と題した授業で、外部から助言者を迎え入れる方式は2年前から導入した。助言者は、県内を中心にものづくりや金融、教育、観光など多様な分野で活躍する社会人や、東京の大学に通う学生らが務めた。

 助言者を交えた議論では、生徒の視点で「げた箱がなく、上履きに履き替えない」「3日間にわたる体育祭がある」「南校舎の水道水が明らかに他よりもおいしい」といった同校の「推しポイント」を探し、それらを基に学校の価値を高めるためのアクションプランを考えた。

 企画した同校の羽石優子教諭は「今の高校生は互いの意見をもむことが苦手。この先社会に出ていくことを見据え、立場や年代の違う人たちと一緒にやりとりさせたいと思った」と説明した。

 運営は約50人の生徒による実行委員会が担った。全体の司会を務めた2年生の生徒は「学校や自分にとって誇りに思える企画で、自分の探究心も鍛えられた」と胸を張った。(宮崎厚志)

(2024年3月2日 中日新聞朝刊市民版より)

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