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お知らせ 2024.02.21

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至学館高等学校

パレスチナ取材 紛争の実情説明 至学館高 アジアプレスの古居さん

古居さん(手前)の講演を聞く参加者=名古屋市東区の至学館高で

古居さん(手前)の講演を聞く参加者=名古屋市東区の至学館高で

 愛知県内の私立高校の教諭や生徒が魅力的な授業について考える「授業改革フェスティバル」が、名古屋市東区の至学館高校で開かれた。

 県私立学校教職員組合連合などでつくる実行委が主催し、今年で31回目。今回は「何を学び、どう生きるか」をテーマに、長年、パレスチナの取材を続けるアジアプレスの古居みずえさんを講師に招き、高校生や教諭ら約200人が耳を傾けた。

 古居さんは取材で関わったパレスチナ難民の家族を例に、紛争の実情や難民の苦しい暮らしぶりを説明。「日常があって、戦いがある。日常の中に戦いがある」と指摘した。パレスチナの食文化や伝統についても紹介した。

 昨年10月には、イスラエルとイスラム組織ハマスによる軍事衝突が起き「ニュースやネットなどで状況を見続けて、何が起きているのかをしっかり見つめてほしい」と呼びかけた。

 平和や部活動、学費問題などをテーマに、高校生による発表もあった。 (森本尚平)

(2024年2月21日 中日新聞朝刊県内版より)

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