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誉「大大大大金星」 愛工大名電に続き中京大中京撃破!!初の決勝進出

中京大中京-誉 2番手で登板し4イニングを無失点に抑えた誉の山口=岡崎市民球場で(松田雄亮撮影)
春の県大会で敗れた強豪相手に1歩も引かなかった。2点を追う1回裏には適時打で反撃。同点の7回に手塚の左前適時打で2度目のリードを奪うと、8回1死満塁をしのいだ。矢幡真也監督(46)は「きょうは大大大大金星ですよ。本塁打2本で先制されても落ち込まず、攻めの守備を貫いた」とたたえた。
■直球あえて遅く
立役者は背番号「1」の山口だ。緊迫した展開の中、直球をあえて130キロ台前半に抑え、変化球と見分けにくくした。「点を取られたら終わりだと必死だった。最後まで投げきるのがエースの仕事」と胸を張った。
5月の練習試合から、杉本との継投策がメインとなった。マウンドで貫くのが気持ちだ。帽子のつばの裏には「気持ち 強気 自分がやる 後悔がないように」。夏大会前に書き込んだ言葉を力に、緊張感をほぐす。
初の甲子園出場に、あと1勝と迫った。山口は「私学4強は倒した。ここまで来たら甲子園しかない」。決勝のマウンドを見据え、気持ちを高めた。 (高畑章)
◇愛知▽準決勝(岡崎市民)
中京大中京 200020000―4
誉 10030010x―5
(中)高橋、松島、麻續-印出、関岡
(誉)杉本、山口-林山
本塁打 西村、中山(中)
■9回2死から同点12回サヨナラ勝利 桜丘も初決勝
桜丘がサヨナラで至学館を下し、初の決勝進出。1点を追う9回2死から4-4に追い付くと、延長12回1死満塁、伊藤の中前適時打で試合を決めた。杉沢監督は、9イニング1/3を1失点と好救援した吉見と、リードされた局面でのチームの踏ん張りを勝因に挙げ「試合ごとに成長している。『お前らどうした』というくらいです」と目を細めた。
▽準決勝
至学館 120000010000―4
桜丘 100001011001x―5
(延長12回)
(2019年7月29日 中日スポーツ7面より)