瀬戸市の聖カピタニオ女子高校に通う生徒会有志の３人が１４日、瀬戸署の一日警察官となり、同市のイオン瀬戸みずの店で１１０番の適正利用を呼びかけた。

　３人はまず同店駐車場に設けられた１１０番の通報体験に臨み、ひったくりの被害に遭ったなどの設定で警察の質問に答え、適正な利用方法を学んだ。その後、店内では緊急ではない要件は相談ダイヤルを利用するよう書かれたティッシュを客に配った。

　１年生の生徒（１６）は「通報訓練は全部自分から話せなくても警察の方がうまく質問してくれた。緊急のときも通報できそう」と笑顔。瀬戸署の北村光地域課長は「事件事故の緊急のときは迷わず１１０番を」と話した。（伊藤ちさと）

（2024年1月15日　中日新聞朝刊市民版より）