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お知らせ 2024.01.13

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済美高等学校

おから使ってSDGs 済美高生がレシピ考案 「身近にできることあった」

おからを使ったレシピを発表する生徒=岐阜市正法寺町の済美高で

おからを使ったレシピを発表する生徒=岐阜市正法寺町の済美高で

 岐阜市正法寺町の済美高校の生活文化コース3年生約20人が、廃棄されるおからを使ったレシピを考案した。持続可能な開発目標(SDGs)を学ぶ授業の一環。11日に校内発表会があり、1、2年生や教員約30人に披露した。

 レシピは、エビチリ風の団子や春巻き、ハンバーガー、フライドポテト、マフィン、ピザなどを考案。市内のとうふ製造販売会社から廃棄予定のおからを購入し、試作に活用した。ハンバーガーは、バンズの小麦粉とパティのパン粉の代わりにおからを使い、フライドポテトはジャガイモではなく成形したおからを揚げて作った。

 小麦粉などを使う通常の作り方と比べ、栄養価や材料費がどう変わるかについても調べた。ハンバーガーとフライドポテトのセットの場合、おからを使うことでカロリーが低くなった一方、食物繊維とアミノ酸は増え、材料費も抑えられたという。

 生徒たちは5つのグループごとにこうした成果を発表した。女子生徒(18)は「以前はSDGsに向かって何ができるのか分からなかったけど、身近にできることがあると分かった」と話した。 (川添智史)

(2024年1月13日 中日新聞朝刊岐阜近郊版より)

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