お知らせ 2023.11.29
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平成中村座 待ってました! 来年3月 中村区・同朋高で18年ぶり
江戸時代の芝居小屋を再現する歌舞伎公演「平成中村座」が来年3月、名古屋市中村区の同朋高校体育館で開かれる。スタッフには生徒らがボランティアとして参加する。28日に東京都内で会見した歌舞伎俳優の中村勘九郎さん(42)、七之助さん(40)兄弟は「生徒たちと一緒に同じ舞台を作り、いいものにしたい」と期待した。
平成中村座は、2人の父の故勘三郎さんが2000年から始めた公演で、同校での開催は18年ぶり2度目。今回は勘三郎さんの十三回忌追善興行として、勘三郎の名跡発祥の地とされる「中村区」にある同校に再び協力を依頼した。
前回の公演期間は4日間だったが、今回は3月6~18日の12日間となる。学校の授業は前倒しで進め、公演中は自宅学習に。千秋楽の翌日、芝居小屋の内装のまま修了式を行う。部活動も代替施設を利用する必要があるが、学校側は生徒全員が観劇するなど、普段とは違う経験ができる機会と捉えているという。
上演するのは「弁天娘女男白浪(めおのしらなみ)」「義経千本桜」など初めて見る人にも親しみやすい演目。勘九郎さんは「斬新なことはせずに、古典の歌舞伎の底力をしっかり見せたい」と話した。
(2023年11月29日 中日新聞朝刊21面より)
平成中村座は、2人の父の故勘三郎さんが2000年から始めた公演で、同校での開催は18年ぶり2度目。今回は勘三郎さんの十三回忌追善興行として、勘三郎の名跡発祥の地とされる「中村区」にある同校に再び協力を依頼した。
前回の公演期間は4日間だったが、今回は3月6~18日の12日間となる。学校の授業は前倒しで進め、公演中は自宅学習に。千秋楽の翌日、芝居小屋の内装のまま修了式を行う。部活動も代替施設を利用する必要があるが、学校側は生徒全員が観劇するなど、普段とは違う経験ができる機会と捉えているという。
上演するのは「弁天娘女男白浪(めおのしらなみ)」「義経千本桜」など初めて見る人にも親しみやすい演目。勘九郎さんは「斬新なことはせずに、古典の歌舞伎の底力をしっかり見せたい」と話した。
(2023年11月29日 中日新聞朝刊21面より)