お知らせ 2023.11.28
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故中村哲医師の思いひもとく 桜丘高生が特別展一般公開へ 来月2日から
アフガニスタンで人道支援に尽力した中村哲医師=当時(73)=が銃撃され亡くなってから4年になるのに合わせ、桜丘高校(豊橋市)の生徒らが12月2~3日、特別展「中村哲の言葉を紡ぐ」を同校で一般公開する。生前に残した言葉から、中村さんの思いをひもとき、校内外に発信する。
同校では、生徒らでつくる「平和委員会」が平和活動に取り組んでいる。中村さんの命日の12月4日に合わせ、2020年から毎年、中村さんの功績を伝える展示を開いてきた。
ことしは、平和委員の生徒1~3年の計約100人がインターネットや書籍で、中村さんの生前の言葉を調べ、「中村さんが何を思い、考えたのか」を考察。感じたことをA4判用紙にそれぞれまとめた。
「向こうに行って9条がバックボーンとして僕らの活動を支えていてくれる」との言葉を選んだ生徒は、「アフガンとしては日本に軍事活動を期待しているわけではない」「民生分野で平和な活動」「それが本当の日本の強み」と自分の思いを記した。
「道で倒れている人がいたら手を差し伸べる。それは普通のことです」の言葉を挙げた3年、溝口さん(18)は、「見て見ぬふりをする人が多い中、中村さんのことをさらに多くの人に知ってもらいたい」と話した。
3年の西村さん(18)は、中村さんの「自分の気に入ったところで自分のできる範囲で人々と楽しい気持ちで暮らす方がいい」とのメッセージについて、「悩んだときに思い出したい言葉」と話した。
特別展は午前10時~正午。入場無料。(奥川瑞己)
(2023年11月28日 中日新聞朝刊東三河総合版より)
同校では、生徒らでつくる「平和委員会」が平和活動に取り組んでいる。中村さんの命日の12月4日に合わせ、2020年から毎年、中村さんの功績を伝える展示を開いてきた。
ことしは、平和委員の生徒1~3年の計約100人がインターネットや書籍で、中村さんの生前の言葉を調べ、「中村さんが何を思い、考えたのか」を考察。感じたことをA4判用紙にそれぞれまとめた。
「向こうに行って9条がバックボーンとして僕らの活動を支えていてくれる」との言葉を選んだ生徒は、「アフガンとしては日本に軍事活動を期待しているわけではない」「民生分野で平和な活動」「それが本当の日本の強み」と自分の思いを記した。
「道で倒れている人がいたら手を差し伸べる。それは普通のことです」の言葉を挙げた3年、溝口さん(18)は、「見て見ぬふりをする人が多い中、中村さんのことをさらに多くの人に知ってもらいたい」と話した。
3年の西村さん(18)は、中村さんの「自分の気に入ったところで自分のできる範囲で人々と楽しい気持ちで暮らす方がいい」とのメッセージについて、「悩んだときに思い出したい言葉」と話した。
特別展は午前10時~正午。入場無料。(奥川瑞己)
(2023年11月28日 中日新聞朝刊東三河総合版より)