お知らせ 2023.10.27
- この記事の関連校
- 東邦高等学校
東邦高生 実りある交流 東郷の農園 野球、サッカー部員が稲刈り
有機農業に取り組む東郷町諸輪の「たくちゃん農園」で、東邦高校(名東区)人間健康コースで学ぶ野球部、サッカー部の1、2年生約70人が米作りに励んでいる。両部とも全国大会の常連として知られる。野球部の練習グラウンドが町内にあることなどが縁になった。実りの秋を迎え、23日には稲刈りと稲架(はさ)掛けの作業に挑んだ。
きっかけは、同農園の高野拓実代表(32)の義父が、内装の仕事で町内にある同校野球部の室内練習場を訪れたこと。トイレから出ると、入る時に脱いだ靴がきちんとそろえられていたと聞き、すっかり「東邦ファン」に。「生徒のために何かできないか」と町に相談し、今年初めて米作り体験の授業が実現した。
田んぼの広さは約1500平方メートル。両部の1年生が4月に田おこしをし、6月には全員で県のブランド米「あいちのかおり」の苗を植えた。
この日は、手分けをしながら1時間半をかけて鎌で稲を刈ったり、稲の束を結んだりして汗を流した。2年でサッカー部に所属する生徒(17)は「実際にやると大変。ご飯を食べられることは当たり前じゃないと知り、作る人に感謝の気持ちが湧いた」と笑顔。高野代表は「有機農業を通して、健康や農業の魅力などについて伝えられたらうれしい」と話していた。 (平木友見子)
(2023年10月27日 中日新聞朝刊市民総合版より)
きっかけは、同農園の高野拓実代表(32)の義父が、内装の仕事で町内にある同校野球部の室内練習場を訪れたこと。トイレから出ると、入る時に脱いだ靴がきちんとそろえられていたと聞き、すっかり「東邦ファン」に。「生徒のために何かできないか」と町に相談し、今年初めて米作り体験の授業が実現した。
田んぼの広さは約1500平方メートル。両部の1年生が4月に田おこしをし、6月には全員で県のブランド米「あいちのかおり」の苗を植えた。
この日は、手分けをしながら1時間半をかけて鎌で稲を刈ったり、稲の束を結んだりして汗を流した。2年でサッカー部に所属する生徒(17)は「実際にやると大変。ご飯を食べられることは当たり前じゃないと知り、作る人に感謝の気持ちが湧いた」と笑顔。高野代表は「有機農業を通して、健康や農業の魅力などについて伝えられたらうれしい」と話していた。 (平木友見子)
(2023年10月27日 中日新聞朝刊市民総合版より)