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中日新聞掲載の大学記事

大学野球  2019.05.05

愛知大学野球 春季リーグ 中部大・平松が完封 愛工大の連勝止めた!!

 中部大と中京大が先勝した。中部大は先発の右腕・平松卓磨投手(4年・愛産大三河)が首位の愛工大打線を5安打の完封で、2-0で勝利。中京大は2回に1点を先制した後も着実に得点を重ねて、東海学園大を5-2で下した。

■変化球でほんろう

 相手の勢いに屈しなかった。中部大の右腕・平松が見事な投球で愛工大を封じた。9回は2死満塁まで攻め込まれたが、最後の打者・近沢を三ゴロに仕留めてゲームセット。スコアボードに9個の0を並べて、1回戦勝利の原動力となった。

 「1回からテンポ良く投げられて、自分らしい投球ができました」。愛工大の連勝を5でストップすることができただけに、喜びはひとしおだ。「(前回4月20日の)名城大戦での初完投よりうれしい。勝ててよかった」。初完封の味をじっくり味わった。

 中部大は第4週の試合がなく、平松は愛工大の研究に没頭。打線の傾向を調べるうちに直球狙いの傾向があることに気付いた。そこで、チェンジアップを駆使しての変化球勝負を決意。6回1死から市川に右前打を許すまで無安打にほんろう。相手のリズムを崩した。

 「愛工大は先行すると強さをみせるので、先制点を与えないことを心掛けた」としてやったりの表情。堀田崇夫監督(45)も「終始、自分のペースで投げてくれた。この1勝は大きい」とその労をねぎらった。 (川越亮太)

▽1回戦
東海学園大 000000200―2
中京大 01020110x―5
本塁打 松井(京)

▽同
愛工大 000000000―0
中部大 00020000x―2

(2019年5月5日 中日スポーツ9面より)

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