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学生活動  2019.02.21

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空き家の活用へ 最後の清掃完了 瑞浪・大湫宿

 瑞浪市大湫町の旧中山道大湫宿の活性化を目指す「民間ワイワイプロジェクト西森川チーム」が、蔵屋敷の清掃活動をした、10日撮影。

 掃除したのは、街道沿いにある「西森川邸」と呼ばれる6棟の建物。かつては住居や寺子屋として利用されていたが、20年前に空き家となり、それ以降は草木が生い茂っていた。

 作業には地元住民のほか、市内の金融機関の職員や中京学院大の学生ら50人が参加。「女中部屋」と呼ばれる家屋や倉庫からごみを次々と出した。

 軒下を保護する犬矢来(いぬやらい)の傷みが激しかったことから、愛知県稲沢市の造園業田村啓さん(30)の指導をうけながら、竹を細く割き、曲げて木の枠に打ち付けていた。

 市が昨年、歴史的な景観を保護するため、所有者に代わって建物を活用する事業者を募集し、市内の事業者が活用することが決まった。このため、チームが2年半前から8回ほど続けてきたボランティア清掃は今回で終了する。代表の玉川幸枝さんは「始めたころはお化け屋敷みたいだった。活用も決まってうれしい」と喜ぶ。

 今後は事業者が修繕や改修をした後、飲食店や休憩所としてオープンする予定という。(渡辺真由子)

(2019年2月21日 中日新聞朝刊東濃総合版より)

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