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お知らせ 2019.01.19
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中部大開発 小型GPS搭載 切手サイズ、数万円
衛星のうち、JAXAの技術実証衛星には、中部大(愛知県春日井市)工学部の海老沼拓史准教授(45)が開発した小型の衛星利用測位システム(GPS)受信機が組み込まれた。
海老沼さんは「開発したGPSを長期間作動させるのは初めての試み。製品の信頼性を高めるための大切な実験となる」と話す。
大型の人工衛星に備えられているGPSは大きく、小型衛星用に転用することは困難。海老沼さんはカーナビなどに使われるGPSを活用し、切手ほどのサイズに小型化することに成功した。量産されている民生部品を使っているため、小型GPSは数万円という安価で、大学や研究機関が気軽に使うことができる。
将来的に、災害発生時に被害規模を把握したり、人の入り込めない山奥や海上を観察するために数千基の小型衛星が宇宙空間に打ち上げられると、海老沼さんは予測。「一つ一つが自律して働くためには、この小型GPSは必要不可欠だ」と力を込め、実証衛星での動作確認に期待する。
(2019年1月19日 中日新聞朝刊34面より)
海老沼さんは「開発したGPSを長期間作動させるのは初めての試み。製品の信頼性を高めるための大切な実験となる」と話す。
大型の人工衛星に備えられているGPSは大きく、小型衛星用に転用することは困難。海老沼さんはカーナビなどに使われるGPSを活用し、切手ほどのサイズに小型化することに成功した。量産されている民生部品を使っているため、小型GPSは数万円という安価で、大学や研究機関が気軽に使うことができる。
将来的に、災害発生時に被害規模を把握したり、人の入り込めない山奥や海上を観察するために数千基の小型衛星が宇宙空間に打ち上げられると、海老沼さんは予測。「一つ一つが自律して働くためには、この小型GPSは必要不可欠だ」と力を込め、実証衛星での動作確認に期待する。
(2019年1月19日 中日新聞朝刊34面より)