名古屋女子大の学生らが考案した「健康おせっかい膳」

　健康志向の定番メニューや、クリスマスの期間限定の一皿。栄養学や調理を専門とする学生が工夫を凝らした料理が、名古屋市内の百貨店やホテル内のレストランにお目見えしている。

　Ｊ・フロントリテイリンググループのＪ・フロントフーズ（大阪市）は、名古屋女子大（名古屋市瑞穂区）と連携し、学生らが考案した「健康おせっかい膳」を、松坂屋名古屋店の本館（名古屋・栄）の「カトレヤダイニング」など全国４店舗で提供している。

　メニューは、同大家政学部食物栄養学科の片山直美教授と、学部や大学院の学生計８人が考案。エビとアボカドの冷菜や、炊きがんも、お造りなど５つの小鉢に、国産牛のステーキなどが付き、計約６５０キロカロリーに抑えた。同社の神山満社長は「塩分やカロリーを抑え、なおかつおいしくなるように学生に知恵を出してもらった」と話す。１人前３４８０円。

　リゾートトラストは、名古屋コミュニケーションアート専門学校（名古屋市中区）の学生とコラボ。シティーホテル「ホテルトラスティ名古屋栄」（名古屋・栄）内のレストラン「クオーレ」で、国産鶏もも肉を使ったランチを提供する。２５日までの期間限定メニュー。焼いた鶏もも肉をソースで煮込み、粒状のパスタ「クスクス」の上に置いた。１人前１４００円。

（2018年12月18日　中日新聞朝刊9面より）