マップの作成に協力した永井杏実さん（左）と大田さん＝稲沢市の名古屋文理大で

　稲沢市の平和町商工会は、平和町内の飲食店を紹介する地図「平和町グルメ＆ショップガイド」を作成した。名古屋文理大（稲沢市）の学生も店を紹介している。

　マップはＢ２版で両面カラーの8つ折りで、和菓子店、カフェ、美容室など幅広い７９店舗を紹介している。表面には地図上に店の位置を示し、学生が書いた記事や写真を掲載。裏面では全店舗の営業時間などを一覧にした。

　商工会によると、町内には国道１５５号が通り、交通量は多いものの通勤などで通過するケースが多い。さまざまな店舗を知って町に立ち寄ってもらおうとマップを作り、若者の視点を取り入れるため同大の学生に協力を依頼。２年生４人が店を訪れ、４店舗を紹介する記事を書いた。

　３日から商工会や名古屋文理大に置くほか、同日から５日まではプレミアム商品券の引き換え会場の市勤労福祉会館でも配る。日本料理店を取材した健康栄養学科２年の大田真穂さん（１９）は「普段は飲食店のお店の人と話す機会はなかなかない。メニュー開発の経緯などを聞けておもしろかった」と話した。（秦野ひなた）

（2018年8月1日　中日新聞朝刊尾張版より）