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お知らせ  2018.05.26

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教員を臨床心理士に 鈴鹿市教委 医療科学大と連携

協定書を手にする豊田学長(左)と中道教育長=鈴鹿市役所で

協定書を手にする豊田学長(左)と中道教育長=鈴鹿市役所で

 鈴鹿市教委は、鈴鹿医療科学大の協力を得て、市立の小中学校教員を臨床心理士として養成する事業を始めた。両者は25日、連携に関する協定を締結した。児童生徒の発達に合わせたきめ細かな指導ができる人材を増やすのが狙い。

 現職教員から希望者を募り、業務と並行して、同大大学院医療科学研究科医療科学専攻で臨床心理学を学んでもらう。2年間の修士課程を終えると臨床心理士の受験資格が得られる。

 大学院で学ぶための社会人特別選抜の入試は一般社会人同様で必須ながら、審査では市が推薦した人材として配慮される。協定締結に先立ち、教員2人が4月から学んでいる。学費は本人の負担。

 協定では、臨床心理に関する大学側の研究・実習に市立小中学校が協力したり、小中学校教員対象の研修会に大学教員を招いたりすることも盛り込まれた。市役所での締結式では、中道公子教育長と豊田長康学長が協定書に署名した。

 市は毎年、教員を新たに2人ずつ学ばせていく予定。将来的には臨床心理士の資格を持つ教員を市内にある10地区の中学校区に1人ずつ配置できる体制を目指す。(片山健生)

(2018年5月26日 中日新聞朝刊鈴鹿亀山版より)

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