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学生活動  2018.04.04

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豊田SNS映え27選 中京大生が観光マップ

豊田市の観光マップを手掛けた中京大の学生たち=豊田市役所で

豊田市の観光マップを手掛けた中京大の学生たち=豊田市役所で

 若者目線で編集した豊田市の観光マップ「とよたツーリズムマップ」が完成した。会員制交流サイト(SNS)で写真映えすることを掲載の第一条件に、中京大の学生が観光地やカフェなど27カ所を選んだ。手書きの絵を添え、色合いも明るくし「かわいらしさ」も重視した。(森本尚平)

 制作したのは、同大総合政策学部(名古屋・八事キャンパス)の宮川正裕教授(68)のゼミで学ぶ新4年生12人。市は毎年度、包括連携協定を結ぶ6の大学・高専から、町づくりに関する研究提案を募っており、学生たちは2017年度に応募し、マップ制作を委託された。

 学生たちは、昨年4月から8カ月間、班に分かれて市内の観光地や飲食店など50カ所ほどを実際に見て回り、掲載スポットを厳選した。

 紅葉の名所として知られる「香嵐渓」(足助町)や三河湖(羽布町)などの観光地に加え、名鉄三河線の廃線跡がある旧三河広瀬駅(東広瀬町)といった一風変わった場所もある。駅の掲載を決めた藤井遥さん(21)は「近くを流れる川のせせらぎが聞こえ、秋には紅葉が美しい。廃虚のイメージとは違って、『SNS映え』するきれいな場所」と太鼓判を押す。

 自分たちで写真を撮ったり、SNSに投稿された写真を撮影者に提供してもらったり、こだわりを見せる。裏面には、市をイメージして手書きした絵を背景に市全域の地図を載せ、紹介した場所を落とし込んだ。

 リーダーの北原唯菜さん(21)は「若い人にも手に取って持ち歩いてもらえるよう、かわいく仕上げた。マップを手に入れるために豊田市を訪れてもらいたい」と笑顔で話す。

 地図は、A2の両面折り畳み式。500部発行し、市商業観光課や名鉄豊田市駅前の公共施設などで順次、無料で配布する。

■学生たちがお薦めする観光地の例

◎押川大滝(押山町、川手町)
 落差8メートルの雄大な滝。上に架かる橋から一望できる。

◎蚕霊(こだま)神社(日面町下ノ田)
 「こだまさん」の呼び名で親しまれる縁結びの神様。

◎Little Cockoo(西町、コンテンツニシマチ)
 市中心部の空き家を改築したカフェで、カレーが名物。

◎まねきねこ本店(竜神町錦)
 地元住民に愛される地産地消のパン屋。メロンパンが1番人気。

(2018年4月4日 中日新聞朝刊豊田版より)
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