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中日新聞掲載の大学記事

2017.01.09

日野龍樹 3連覇 男子フィギュア 日本学生氷上競技選手権第4日

 日本学生氷上競技選手権第4日は8日、北海道の苫小牧市ハイランドスポーツセンターなどで行われ、フィギュアスケートは男子の日野龍樹(21)=中京大=が前日のショートプログラム(SP)に続いてフリーも1位となり、合計226.22点で3連覇を果たした。女子も中京大の新田谷凜(にたや・りん、19)がSP4位から逆転優勝した。スピードスケートは女子1500メートルで高木美帆(22)=日体大=が大会新の2分0秒29で4連覇し、3000メートルとの2冠を達成した。

■守ったプライド

 滑り終えると、大きく息をついてリンクサイドで応援する大学の仲間に手を振った。日野がSP、フリーともトップの得点で3連覇。「取らないといけない順位。何とかプライドは守れた」と胸をなで下ろした。

 冒頭の4回転トーループは回りきれずに3回転となったが、その後は立て直した。大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)−3回転トーループを鮮やかに決めると、基礎点が1.1倍になる演技後半のトリプルアクセルでも大きく加点を引き出した。

 昨年11月のNHK杯でグランプリシリーズに初めて出場。12月の全日本選手権では4位に入り、存在感を高めつつある。それでも同学年の五輪王者、羽生結弦(ANA)や全日本選手権2位の田中刑事(倉敷芸術科学大)らとの差は自覚。「少しでも追いつけるように猛烈な成長をしないといけない」と表情を引き締めた。

(2017年1月9日 中日スポーツ7面より)
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