長浜バイオ大（長浜市）の科学実験サークル「ＣＥＬＬ（セル）部」が２５日、豊郷町豊郷小学校で実験教室を開いた。児童１８７人が学生２４人から説明を受け、科学の面白さを学んだ。

　毎年恒例の実験教室。多くの児童が楽しみにしており、２２日には町内の日栄小でもあった。

　今年のテーマは「振ると色が変わる　不思議な水」。石灰水やグルコースなどを使い、液体の色の変化を観察した。変化は酸化還元反応を応用することで生じる現象。空気中の酸素や、特別な液体と反応することで色が変わるという。

　児童たちは、青色の液体が入った容器を振って赤や黄色に変化すると「すごい」「なんでだろう」と言い、先生役の学生に質問していた。

　６年の男子児童（１２）は「色が変わるのが不思議で面白い。こんな実験は初めてで、勉強になる」と話していた。（山村俊輔）

（2016年8月26日　中日新聞朝刊びわこ版より）