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中日新聞掲載の大学記事

2016.08.25

東亜同文書院の伝統 名古屋 愛大創立70周年記念展

 愛知大創立70周年を記念した「愛知大学記念館 所蔵コレクション展」が24日、名古屋市瑞穂区の市博物館で始まった。愛知大東亜同文書院大学記念センター(豊橋市)の主催。28日まで。

 愛知大豊橋キャンパス(豊橋市町畑町)の所蔵コレクションを特別展示した。東亜同文書院に関わりの深い荒尾精や、終戦後の1946(昭和21)年11月に豊橋市で愛知大を創立した本間喜一らの貴重な掛け軸や写真のコレクション44点が並ぶ。愛知大の前身、東亜同文書院(後に大学)は1901年、中国との貿易を目的にビジネススクールとして中国・上海に設立された。終戦で中国に接収されたが、最後の学長だった本間氏らの呼び掛けにより、豊橋市の陸軍予備士官学校跡地で「愛知大学」と名称を変えて開校した。

 愛知大の藤田佳久名誉教授は「当時としては進んだ国際感覚を持った東亜同文書院の存在を知ってもらえれば」と話した。27日午後1時半からは、これまでの歩みを紹介した映像上映や講演がある。入場無料。

 (相沢紀衣)

(2016年8月25日 中日新聞朝刊県内版より)
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