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中日新聞掲載の大学記事

2016.01.28

LGBTを考える催し 30日、長久手 風間中京大教授が講演

 同性愛や性同一性障害など、LGBT(性的少数者)について考える催しが30日午前10時から、長久手市役所で開かれる。LGBT支援をしているNPO法人「PROUD LIFE」副代表で中京大教授の風間孝さんらが、「男・女『らしく』でなく『らく(楽)に生きる〜多様な性のあり方から考える』」をテーマに講演する。

 LGBTをめぐっては昨年、東京都渋谷区で同性カップルにも夫婦と同等の権利を認める「パートナーシップ証明書」の交付が始まるなど、社会的認知が広がりつつある。こうした社会情勢を受け、市が企画した。

 風間さんは、LGBT支援をする一方で、自身も同性愛者であることを公表している。講演会では、国内外のLGBTを取り巻く環境などを解説する。さらに、女性の体で生まれたが男性として生活するトランスジェンダーの大学生恒川裕紀さんをゲストに迎え、学校生活で感じる生きづらさなど体験談を語ってもらう。

 風間さんは「多様性が受け入れられる社会は、全ての人にとって生きやすい社会のはず。LGBTだけの問題ではなく、誰にでも関係するジェンダーの問題として一緒に考えてほしい」と話している。

 事前の参加申し込みが必要。参加者の氏名、住所を記入して、市くらし文化部たつせがある課へメールするか、電話で申し込む。(問)同課=0561(56)0602

(堀井聡子)

(2016年1月28日 中日新聞朝刊なごや東版より)
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