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中日新聞掲載の大学記事

2009.04.20

東海学園大 中部大に連勝

 13季ぶりに1部リーグに昇格した東海学園大が、佐藤康平投手(2年・弥富)の5安打完封の快投で昨春の覇者・中部大に1−0で連勝した。1部の勝ち点は13季ぶり。愛院大は中京大に6−3で勝ち、対戦成績を1勝1敗のタイとし、勝負を3回戦に持ち込んだ。

佐藤5安打完封

 守り抜いた。東海学園大の先発左腕・佐藤は昨春の覇者・中部大を5安打完封。「大学では初めての完封。昨春は肩の故障で投げられなかっただけに本当にうれしい」

 1回戦の田島の200球完投勝利に続いた。同じ2年生。「負けたくない」という思いを心の奥底に封印しながらの投球だった。「僕は田島のような速いまっすぐはない。力むと良くないので、いつも通り打たせて抑える投球。完封も意識してなかったんですよ」

 田島、佐藤と、2年生左右両腕の連日の活躍。リーグで一番弱いと自認する鈴木保監督(48)の喜びは大きい。「思い描いた通りの投球をしてくれた。守りもよく頑張った」。2回の適時打が決勝点となった橋本主将も自然に声が弾む。「チームが成長している。個々の力は相手が上でも団結すれば勝てます」。目標として掲げた「得点」「勝利」「勝ち点」を一つ一つ達成してきたことに手応えを得た。

 1試合ごとに増す勢いと確かな成長。13季ぶりに1部の勝ち点を手にした東海学園大が春の台風の目になりそうだ。 (八手亦和人)

 ◇2回戦(東海学園大2勝)

中部大   000000000―0

東海学園大 01000000x―1

(2009年4月20日 中日スポーツ12面より)

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