大学生に航空会社の業務を体験してもらう行事が３０日、常滑市の中部国際空港であった。

　名古屋への就航２５周年を記念し、シンガポール航空がホームページで参加者を募集。航空業界への就職などを希望する県内の大学生ら１４人が集まった。

　チェックインカウンターでは旅行客からスーツケースを受け取り、目的地までのタグを装着。女性従業員らから指示を受けながら、こなした。出発前の機体にも乗り込み、座席のヘッドレスト部分に新しいカバーを取り付けていった。フランスに向かう途中の河村たかし・名古屋市長からも激励された。

　名古屋外国語大１年の蟹江朱充さん（１９）＝半田市＝は「空港が好きで、航空管制官になりたくて応募した。実際に働く人から話を聞けて良かった」と話した。（安田功）

（2014年10月31日　中日新聞朝刊県内総合版より）