創立６０周年を迎えた日本福祉大（美浜町）は８日、名古屋市内のホテルで記念式典を開き、関係者７００人が節目を祝った。同大の前身の中部社会事業短大は１９５３年、同市昭和区で開学した。５７年に現在の名称となり、８３年に美浜町に拠点を移した。来年４月には東海市に新キャンパスが誕生し、大学としては美浜、半田、東海の３キャンパス、計７学部となる。
　
　式典で丸山悟理事長は「これからは地域の時代、福祉の時代。地域社会の発展に寄与する研究と専門人材の育成に努力を重ねる」とあいさつした。
　
　防災に重点を置いたまちづくりへの協力や、災害時の相互協力を進める協定を美浜町のほか、交流のある長野県宮田村など県外の６市町村と締結することも発表された。

（2014年6月10日　中日新聞朝刊県内版より）