自閉症や発達障害への理解を深めるアート展「Get in touch!名古屋」が４月２〜７日、名古屋市西区則武新町のノリタケの森ギャラリーで開かれる。発達障害の人が手掛けた絵画や音楽の発表などがある。

　国連が定めた「世界自閉症啓発デー」（４月２日）に合わせ、発達障害や自閉症の子どもらを支援するＮＰＯ法人アスペ・エルデの会が主催。メーンの「オーティズム・アート展」には２７人の絵画８０点を出品。発達障害などに関する最新の研究成果の紹介もある。

　最終日の７日午前には、ロンドン五輪男子マラソン代表の藤原新さんが登場。来場者らとジョギングやストレッチ体操を通じて交流する。実行委員長の辻井正次中京大教授は「発達障害のあるアーティストの限りない可能性、豊かな人間性に多くの人が関心を持つきっかけになれば」と話す。（問）アスペ・エルデの会＝電０５２（５０５）５０００

（2013年3月31日　中日新聞朝刊県内版より）