初代尾張藩主徳川義直の正室、春姫の嫁入りを華麗に再現する「春姫道中」の１７代春姫に、南山大２年の竹島小百合さん（２０）＝阿久比町＝が決まり３日、中区の東照宮で披露された。　（日下部弘太）

　今回初めて、徳川家にゆかりが深く、春姫がまつられている東照宮で催した。

　着物姿の竹島さんや実行メンバー２０人が本殿に上がり参拝。実行委員長の夢童由里子さんが竹島さんに春姫の認定証を手渡し、「歴史の伝承者として頑張って」と激励した。英米学科の竹島さんは、得意の英語で４００年前の華やかな行列を紹介した。

　春姫道中は４月１７日に行われ、予定では正午ごろに熱田神宮を参拝。午後１時、春姫や武将、侍女らが中区栄３の中京銀行前を出発して大津通を桜通まで練り歩き、続いて名古屋城でもイベントがある。

（2011年3月4日　中日新聞朝刊市民版より）