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学生活動 2024.06.28
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学生の発想で食洗機売り込め 東海学園大とホシザキ 連携の一環
若者の発想を商品の宣伝に生かす取り組みが、東海学園大学(みよし市)で進んでいる。大手業務用調理機器メーカーのホシザキ(豊明市)との産学連携講座の一環。同大の学生たちが業務用食洗機の宣伝計画を考え、アイデアを実際の広告に取り入れる。同大三好キャンパスで開かれた発表会では、学生たちが同社の社員に計画を披露した。
ホシザキが商品の広告分野で大学と連携するのは初めて。参加した学生は同大経営学部3年の10人で、同部の成田亙(わたる)准教授のゼミで広告やマーケティングについて学んでいる。
学生たちが宣伝計画を考えるのは、同社が2023年9月に発売した業務用食器洗浄機。幅40センチ、奥行き53センチ、高さ50センチと小型で、1時間で約200点の食器を洗うことができる。介護施設など小規模事業者をはじめ、一般家庭からも人気がある。同社システム営業課の奥田祐課長(51)は「事業者と家庭、それぞれから高いニーズがあり、宣伝を考えるには難しい商品」と話す。
計画を練るために学生たちは5月にホシザキ本社を訪れ、製品の説明を受けたほか工場を見学。3チームに分かれて1カ月かけて企画書を作成した。
発表会は26日にあり、商品開発や宣伝に携わる同社社員6人に、各チームが企画を披露した。学生たちは高齢者を意識した新聞広告や、交流サイト(SNS)を意識した短い宣伝文句などを紹介。製品の特徴から覚えやすい愛称を発表するチームもあった。
同大3年稲波慶門(よしと)さん(20)らのチームは、業務店と家庭それぞれを意識した宣伝計画を立案。不動産物件の備え付け家具として食洗機を設置する案を説明し、稲波さんは「業務と家庭それぞれのニーズの高さを生かした」と狙いを語った。奥田課長は「不動産の案は対企業と対消費者のどちらにも対応する。発想が面白い」と評価した。
学生のアイデアは社に持ち帰られ、商品の宣伝企画に役立てられる。社員らが実現性や発想力の観点などで審査し、7月10日に本社で最優秀チームを表彰する予定。奥田課長は「学生たちの企画はターゲット設定などがしっかりしていた。SNSやWEBの活用では、アイデアを生かしたい」と話した。(大谷津元)
(2024年6月28日 中日新聞朝刊豊田版より)
ホシザキが商品の広告分野で大学と連携するのは初めて。参加した学生は同大経営学部3年の10人で、同部の成田亙(わたる)准教授のゼミで広告やマーケティングについて学んでいる。
学生たちが宣伝計画を考えるのは、同社が2023年9月に発売した業務用食器洗浄機。幅40センチ、奥行き53センチ、高さ50センチと小型で、1時間で約200点の食器を洗うことができる。介護施設など小規模事業者をはじめ、一般家庭からも人気がある。同社システム営業課の奥田祐課長(51)は「事業者と家庭、それぞれから高いニーズがあり、宣伝を考えるには難しい商品」と話す。
計画を練るために学生たちは5月にホシザキ本社を訪れ、製品の説明を受けたほか工場を見学。3チームに分かれて1カ月かけて企画書を作成した。
発表会は26日にあり、商品開発や宣伝に携わる同社社員6人に、各チームが企画を披露した。学生たちは高齢者を意識した新聞広告や、交流サイト(SNS)を意識した短い宣伝文句などを紹介。製品の特徴から覚えやすい愛称を発表するチームもあった。
同大3年稲波慶門(よしと)さん(20)らのチームは、業務店と家庭それぞれを意識した宣伝計画を立案。不動産物件の備え付け家具として食洗機を設置する案を説明し、稲波さんは「業務と家庭それぞれのニーズの高さを生かした」と狙いを語った。奥田課長は「不動産の案は対企業と対消費者のどちらにも対応する。発想が面白い」と評価した。
学生のアイデアは社に持ち帰られ、商品の宣伝企画に役立てられる。社員らが実現性や発想力の観点などで審査し、7月10日に本社で最優秀チームを表彰する予定。奥田課長は「学生たちの企画はターゲット設定などがしっかりしていた。SNSやWEBの活用では、アイデアを生かしたい」と話した。(大谷津元)
(2024年6月28日 中日新聞朝刊豊田版より)