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お知らせ  2024.04.02

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Himaka Island 学生発信 誘客に一役 桜花学園大、英語で観光マップ

鈴木さん(右端)に観光マップを手渡した学生たち=南知多町の日間賀島で

鈴木さん(右端)に観光マップを手渡した学生たち=南知多町の日間賀島で

 「Our Favorite Place(私たちの大好きな場所)」。桜花学園大(豊明市)の学生たちが、南知多町の日間賀島を英語で紹介する観光マップを作った。若者のアイデアが詰まった地図をきっかけに、島は外国人観光客の増加に期待を寄せる。(石井豪)

 新しいマップはB4サイズで、赤や青、黄の鮮やかな原色が目を引く。「The Greatest Itinerary(最高の旅程)!」などの文言が書き込まれている。

 県は離島振興事業として島の課題を外部人材と連携して解決する取り組みをしている。日間賀島はコロナ禍後のインバウンド(訪日客)回復を見据え、外国人旅行者への対応に関連した連携を求め、県を通じて大学との協力が実現した。

 マップを製作したのは同大英語学科の学生ら5人。大学に程近い名古屋市緑区の有松地区で地域おこしをするボランティアサークルに所属している。島には昨年の8月ごろから数回にわたり足を運んだが、うち4人は初めてだった。

 地図では遠方から来る人もゆったり楽しめるよう、午後1時からの4時間半で巡るモデルコースを提案。海を見ながらこげる「恋人ブランコ(Lover’s Swing)」など写真映えもする12カ所を、学生が撮影した画像とともに紹介し、説明を添えた。

 苦労をしたのは、各スポットの英訳だ。ビーチで海水浴客を見守るための「白い監視台」は人気の撮影場所。文字を読むだけで何であるかが分かるよう、いくつも案を出し合った。最終的に「White Watchtower」と表現。島の魅力を詰め込みながら、読みやすさ、分かりやすさも追求した。

 マップは港などに置くといい、島の観光関係者を代表して受け取った民宿「あじ浜」の女将(おかみ)鈴木佐代子さん(44)は「島をたくさん知り、好きになってくれたのが地図から伝わってくる」と喜んだ。モデルコース作りを担った大学院生の後藤早貴さん(23)は「島民の方と触れ合って、温かい雰囲気を感じた。島を訪れたくなる人が増えたら」と期待した。

(2024年4月2日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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