連携協定の調印に臨む山田教育長（左）と観山学長＝土岐市文化プラザで

　土岐市教委は岐阜聖徳学園大（岐阜市）との連携協定を更新した。１２日に土岐市土岐津町土岐口の市文化プラザで調印式があり、市教委の山田恭正（やすまさ）教育長と、同大の観山正見学長が署名した。

　２０１２年から３年ごとに更新して今回で５回目。今回の協定期間は２４年から。市教委側は学生を市内の小中学校での教育実習や、教育現場の裏側を学ぶ「学校インターンシップ」で受け入れる態勢を整え、同大は教職員向けの学級経営や生徒指導の研修に講師を派遣するなど、互いに協力し合ってきた。

　現在、市内の小中学校で約６０人の同大卒の教諭が働いている。協定開始前と比べて増加し、教諭のなり手不足が問題になっている中で人材の確保にもつながっている側面もある。観山学長は「市の教育界の発展に貢献したい」と話した。　（吉田英悟）

（2023年10月13日　中日新聞朝刊東濃版より）