テープカットをして新校舎の完成を祝う出席者＝名古屋市千種区の愛知学院大末盛キャンパスで

　愛知学院大歯学部の新校舎の落成式が２７日、名古屋市千種区の末盛キャンパスの新校舎内で開かれた。付属病院と通路でつながり、歯科医療の最前線と一体化したキャンパスが完成した。

　新校舎は２棟で駐車場だった場所に建てた。６階建てで延べ８９００平方メートルの「臨床教育研究棟」には、医療系の図書館や研究室、講義室、セミナー室、自習室を備える。食堂のある「月見坂テラス」は、３階建てで延べ５００平方メートルのガラス張りの建物。

　落成式には、大学や工事の関係者らが出席した。小島泰道理事長は「多くのご縁をちょうだいし、立派な建物ができて感謝します。学生が利するように精進させていただく」とあいさつ。引田弘道学長は「研究がより発展し、学生もグループディスカッションできるように利用したい。地域の人の期待に応えられるように、教育、研究、診療に頑張っていく」と述べた。

　出席者は、テープカットをして新校舎の完成を祝った。（福本英司）

（2023年9月28日　中日新聞朝刊県内総合版より）