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中日新聞掲載の大学記事

大学野球  2023.09.02

大学野球 愛知秋季L 1部復帰 愛院大 守り勝つ!!

今年のスローガンの前で意気込む愛院大の三島有主将(右)と三島安投手=愛知学院大学野球場で(後藤正樹撮影)

今年のスローガンの前で意気込む愛院大の三島有主将(右)と三島安投手=愛知学院大学野球場で(後藤正樹撮影)

■愛知大学野球秋季Lきょう開幕

 愛知大学野球の秋季1部リーグ(中日スポーツ後援)は2日、パロマ瑞穂球場で開幕する。第1節では、今春優勝の中部大と2季ぶりに1部に昇格した愛院大、今春3位の中京大と同4位の愛工大が対戦する。名城大と愛知東邦大は、9日からの第2節で初戦を迎える。各校は2戦先勝方式の総当たり戦で10月14日からの第7節まで戦う。

 優勝校は10月28、29日に石川県の小松弁慶スタジアムで行われる予定の東海地区・愛知・北陸三連盟代表決定戦に進み、明治神宮野球大会出場を懸けて対戦する。

■第1節で今春Vの中部大戦

 最短で、1部の舞台に戻ってきた。中部大との初戦を迎える愛院大の益田明典監督(57)は「胸を借りるつもりで」と控えめに意気込んだ。

 昨秋の1部2部入れ替え戦で愛大に敗れ、降格。三島有貴主将(4年・享栄)は「落ちるべくして落ちた。練習不足だった」と当時を振り返った。降格後、各選手がチームに足りないものを考え「組織改革」というスローガンを設定。共有した課題を突き詰めるべく練習に取り組んできた。

 迎えた今春は、2部リーグでわずか1敗。入れ替え戦も大差で勝利し、三島主将は「(大会)後半にかけて、理想の試合運びをできるようになった」とチームの成長に手応えを感じている。

■「組織改革」でチーム成長

 益田監督は今年で就任5年目を迎え、最初にスカウトした選手たちが4年生に。「チーム力は例年でも1番」と自信をのぞかせた。「捕手の三島を中心とした守りきって勝つ野球。よそ行きの野球をやらずに、うちの野球をやれたら」。はい上がってきたチームが、今秋の台風の目となる。

 (後藤正樹)

(2023年9月2日 中日スポーツ7面より)

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