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お知らせ  2023.03.10

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各務原市営住宅を若い世代向けの部屋に 岐阜女子大生プラン作り

市営住宅の実測調査に取り組む岐阜女子大の学生=各務原市那加雄飛ケ丘町で

市営住宅の実測調査に取り組む岐阜女子大の学生=各務原市那加雄飛ケ丘町で

■築50年の空き家を業者と実測調査

 築約50年の各務原市営住宅の空き部屋をリノベーションし、若い世代が暮らしやすい部屋に生まれ変わらせようと、住居学を専攻する岐阜女子大(岐阜市)の2年生がプラン作りに取り組んでいる。住まいづくりの現場を学ぶ実習の一環で、2023年度末の完成後は実際に賃貸住宅として使われる。(大高千奈)

 リノベーションするのは、同市那加雄飛ケ丘町にある5階建て市営住宅の1室。6畳の和室2部屋と洋室1部屋を備える3DKで、広さは約50平方メートル。キッチンなどの設備や壁紙が古くなっており、子どもを持つ若い夫婦などが部屋を借りやすくなるよう、壁紙のリニューアルなどのプランを学生が考える。

 同大は16年度から、借り主が空き家を自由に改装できる各務原市の「DIY型空き家リノベーション事業」を活用し、リノベーションの実習を進めている。市営住宅の空き部屋が対象となるのは今回が初めて。

 8日には4人の学生が現地での実測調査に取り組み、建築設計などを手がける「Y.K設計工房」(各務原市鵜沼各務原町)代表の木村吉伸さん(57)の指導を受けながら、図面作成のために部屋の各所を採寸したり、写真を撮影したりした。今後は具体的なプランを決めて提案し、実際の工事の作業も業者から教わりながら体験する。

 実習に参加している山田彩芽さん(20)と住屋茜さん(20)は「現場での実践的な調査の経験がほとんどなかったので大変だった。若い人が暮らしやすい家にしていきたい」と話した。

(2023年3月10日 中日新聞朝刊岐阜近郊版より)

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