１日警察官の委嘱を受け、買い物客に啓発品を配る学生ら＝尾張旭市で

　多発するサイバー犯罪の被害を減らそうと、守山署は２１日、県警の大学生サイバーボランティアとして活動する金城学院大（守山区）の学生３人に１日警察官を委嘱し、尾張旭市の商業施設で注意喚起のキャンペーンに取り組んだ。

　いずれも国際情報学部２年の岩田ゆずさん（２０）、子守佑果さん（２０）、野村凜音（りのん）さん（２０）が警察官の制服を着て、署で杉本浩治署長から委嘱を受けた。３人は店の出入り口付近で利用客に「詐欺に気を付けてください」と声を掛け、啓発品を渡してフィッシング詐欺などへの警戒を促した。３人は、警察庁がサイバーセキュリティ月間（２月１日～３月１８日）に合わせて取り組む「サイバー防犯ボランティア広報啓発コンテスト」で、フィッシング詐欺への注意喚起を促す動画を作って応募した縁で委嘱を受けた。制作した映像は店頭のモニターで上映し、活動に役立てた。　（山本拓海）

（2023年2月23日　中日新聞朝刊市民総合版より）