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学生活動  2022.02.11

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私たち 子どもサポーター 学内資格取得→保育現場 肌で知る 岡崎女子短大

絵本の読み聞かせをする黒川さん=岡崎市欠町で

絵本の読み聞かせをする黒川さん=岡崎市欠町で

 岡崎女子短大(岡崎市中町)の学生が、保育の現場でアルバイトとして子どもたちと接している。同短大が2021年度に導入した学内認定資格「オカタン子どもサポーター」を取得しており、同短大は「学生が保育の魅力を肌で感じる機会にしてほしい」と話す。(鈴木渉太)

 「こんなこと、こんなことできますか♪」。同短大付属第一早蕨(さわらび)幼稚園(岡崎市欠町)で、幼児教育学科1年の黒川みづほさん(19)=豊川市赤坂町=は両手を広げながら園児に語り掛けた。

 絵本の読み聞かせやおやつの配布をこなし、園児と砂場で穴掘りする時は、園庭で遊ぶ他の子の動きにも目を配る。

 黒川さんは昨年12月から週1回アルバイトとして働き、「子どもの様子や教諭の接し方を注意深く観察するようになった」と強調する。現在、黒川さんら14人が学内認定資格を持っており、21年度中にさらに80人の取得を見込んでいる。

 資格づくりの中心的役割を担った同科の山下晋教授は「学生にとって記録や評価があって緊張感のある実習よりも、のびのびとした環境で保育の魅力を感じてほしい」と期待を込める。短大は勤務日程を把握する程度で「意欲的に学ぶ姿勢を大切にしながら、保育者の人手不足の改善にもつなげていきたい」と説明する。

(2022年2月11日 中日新聞朝刊西三河総合版より)

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