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お知らせ  2022.02.06

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有松400年の歴史感じて 緑区 パネルで紹介、昭和の風景写真も

有松絞の古い浴衣など貴重な史料が並ぶ会場=緑区有松で

有松絞の古い浴衣など貴重な史料が並ぶ会場=緑区有松で

 江戸時代から400年続く有松の歴史や、同地で受け継がれている有松絞を紹介する「有松史料調査研究発表会」が5日、緑区有松の棚橋家住宅で始まった。入場無料。6日まで。

 会場には、有松絞の歴史を伝えるパネルや、昭和の有松の風景を伝える写真などが並ぶ。有松絞は1608年、尾張藩が当時人がほとんど住んでいなかった有松への入植を奨励し、その後「豊後絞」の技法が伝わって特産品になったという。

 このほか有松を代表する絞り作家だった竹田耕三氏(1946~2013年)が収集した古い浴衣や、1930年代にアフリカへの輸出用に製造されたカラフルな反物など、貴重な史料も間近で鑑賞できる。

 発表会は、桜花学園観光総合研究所(豊明市)が実施した。一帯で開催中の文化イベント「有松絞り 過去・現在・未来」に合わせ、桜花学園大の根尾文彦教授(65)=観光まちづくり=らが住民の協力を得て集めた史料を展示した。

 根尾教授は「貴重なお宝史料が地域にまだ眠っているので、それを掘り起こしたい。この活動を400年の歴史を伝えるミュージアムづくりにつなげていきたい」と語った。 (森若奈)

(2022年2月6日 中日新聞朝刊市民総合版より)

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