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お知らせ  2021.04.20

高大連携 通年講座スタート 済美高 健康福祉コースの60人が受講

介護福祉士などの経験を語る高野准教授(左)=岐阜市の済美高で

介護福祉士などの経験を語る高野准教授(左)=岐阜市の済美高で

 岐阜市の済美高校で19日、同じ学校法人「岐阜済美学院」が営む中部学院大短期大学部と連携した通年講座が始まった。普通科健康福祉コースの2、3年生60人が参加した。

 社会福祉に関わることを目標にする生徒に、仕事への関心を高めてもらう目的で始まった。2年と3年前期の1年半で計約15回の講座を開き、看護師や介護福祉士などの資格を持って現場を経験した教員らを招く。修了時には、短大部社会福祉学科の基礎科目2単位分に認定される。

 講師をこの日担当した高野晃伸准教授は、介護福祉士として10年以上働いた経験から「人の人生の最後に自分が関わり、その人の最後のステージを演出していくことに魅力を感じた」とやりがいを語った。高齢者を風呂に入れる仕事現場の様子や給料、腰痛などの不安要素にも言及した。

 参加した2年生徒(16)は「高齢者とだけ接するイメージだったが、家族のことなども考えて介護が成り立つのだと感じた」と話した。(名倉航平)

(2021年4月20日 中日新聞朝刊可茂版より)

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