開設されたデジタル図書館のトップページ（岐阜女子大提供）

　岐阜女子大（岐阜市）は２５日、新型コロナウイルスの感染を防ぐために自宅で学習する学生向けの「デジタル図書館」を開設した。授業や就職試験、研究活動などに使うための教材や資料を閲覧できる。

　同大はオンライン授業を導入する一方、論文の執筆や授業のリポート作成のために、学生が必要な資料を取り寄せられないのが課題となっていた。デジタル図書館では、これまで各学部や担当課などごとにまとめていた資料を集約。「授業科目資料」「研究資料」といった項目ごとに教材やリンク先を用意し、使いたい資料を探しやすくした。

　一部資料を除いて、同大の学生以外も閲覧できる。

　付属図書館副館長で文化創造学部助教の石橋豊之さん（３０）は「さらに資料を蓄積したい。感染の第２波、第３波が来ても、学生はデジタル図書館を活用して自宅でより深く学んでほしい」と話す。（安江紗那子）

（2020年5月26日　中日新聞朝刊岐阜近郊総合版より）