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中日新聞掲載の大学記事

お知らせ  2020.01.18

愛院大サークルICVs 文房具で途上国支援

大学ノートや縦笛などの寄付を呼び掛けるICVsの江口さん(右)と梅花織里さん=日進市の愛知学院大日進キャンパスで

大学ノートや縦笛などの寄付を呼び掛けるICVsの江口さん(右)と梅花織里さん=日進市の愛知学院大日進キャンパスで

■カンボジア&ラオス向け 25日、日進で受け付け

 カンボジアやラオスの子どもたちへの教育支援活動をしている愛知学院大日進キャンパスのサークル「国際教育協力ボランティア(ICVs)」が25日、日進市岩崎町のキャンパス第2駐車場で学用品などの寄付を受け付ける。寄せられた品は学生たちが現地を訪れ、子ども一人一人に手渡す。 (平木友見子)

 ICVsは毎年、県内の一般市民や学校、企業から学用品や日用品の寄付を募って、現地の学校、児童養護施設に直接届けている。現地の幼稚園や小中学校で学生たちが得意分野の公開授業をしたり、運動会や文化祭などを開いたりもしている。

 この活動は、サークル顧問で教養部教授の海野勇三さんが、山口大教育学部の教授だった2012年、専門の教育学を途上国の子どもたちのために生かしたいと、同僚有志で始めた。全国の13大学に広がり、海野さんが愛知学院大に着任した17年、名城公園キャンパス(名古屋市北区名城)に「国際子ども支援ボランティア(HSVs)」、日進キャンパスにICVsが誕生し、輪に加わった。今は両キャンパス計約30人が所属している。

 支援は、過疎化する農村部を中心に、少しずつ自立を促しながら5年間行い、別の地域に移している。子どもたちにさまざまなカリキュラムを体験してもらい、学校が楽しい場所だと知ってもらえるよう、音楽や美術、体育の教育支援に力を入れている。海野さんは「目指すのは、学校教育の充実と教員の指導力向上、地域の絆の強化。村で育った子が先生になってまた帰ってきてくれるようになれば」と願う。

 当日は午前11時から午後1時までで、大学ノートやペンなどの文房具や、家庭で使わなくなった習字道具、体育の赤白帽、縦笛、鍵盤ハーモニカといった楽器などを募る。来月のカンボジアでの現地活動に参加し、学校で書道を教えるという文学部2年の江口万貴さん(19)は「皆さんの代わりに、思いも一緒に現地の子どもたちに手渡しますので、ご協力よろしくお願いします」と呼び掛けている。寄付は当日の手渡しのほか、郵送でも随時募集している。

 (問)日進キャンパス=0561(73)1111

(2020年1月18日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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