関市の魅力を伝える動画を紹介する学生＝各務原市の中部学院大で

　小瀬鵜飼や「モネの池」、武芸川温泉など関市各地の観光名所を紹介する動画を、中部学院大短期大学部社会福祉学科美・デザインコース（各務原市）の学生らが制作した。２年生１６人が１本ずつ手掛けた動画を関市観光協会のＨＰで公開し、若い観光客の誘致に生かす。（大山弘）

　１６日には、同大各務原キャンパスで発表会を開催。小瀬鵜飼を紹介する動画では、観覧船のちょうちんに明かりがつく様子や、提供される弁当の中身などの映像に、撮影に訪れた学生らが思わず上げた歓声などがそのまま取り込まれていた。

　動画制作は、インスタグラム、フェイスブックなどのＳＮＳの使い方、写真や動画の効果的な撮影法を学ぶ講義の一環。６月２２日に関市内各地を訪れて撮影し、字幕や音楽を付けながら１～２分程度に編集した。

　発表会で学生たちは「水の美しさを伝えようと作った」「ありのままの姿を伝えるため、加工は最小限にした」などとそれぞれの動画の制作意図を説明。観光協会の担当者は「観光で一番大切である、楽しさがよく伝わってきた」と講評した。

　小瀬鵜飼の動画を作った２年生の田下実優さん（１９）は「鵜の頑張っている姿を伝えたかった。たくさんの人に動画を見てもらいたい」と話した。

（2019年7月17日　中日新聞朝刊岐阜近郊版より）