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学生活動  イベント  2019.07.12

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県立芸大 油画専攻プレ卒展 多様な表現 映像作品も

ライトを描いた油絵を本物の電灯が照らす作品などが並ぶ会場=長久手市の県立芸術大で

ライトを描いた油絵を本物の電灯が照らす作品などが並ぶ会場=長久手市の県立芸術大で

 長久手市の県立芸術大の芸術資料館で11日、同大油画専攻の4年生によるプレ卒展が始まった。油絵のほか映像や立体作品など、幅広いジャンルの作品が楽しめる。18日まで。

 2月の卒業展を前にした催しで、今年は学生27人が48点を展示した。

 「答えがなく、見る人が考えてしまうような作品を作りたかった」と語るのは、油絵や映像作品を制作した中田奏花さん(23)。電灯を描いた油絵に本物の電灯で照らす演出を施すことで、絵画の持つ意味を考えてもらう狙いがある。

 2次元のキャンバスから立体作品に活動の幅を広げようと試みる中西早織さん(23)は、いすや衣服、化粧品などが雑然と置かれた部屋の空間を作り上げた。「立体作品はいろいろな方向から見ることができ、絵画とは表現の範囲の広さが違う」と解説する。

 異なる文章が書かれた12枚の紙を重ね、暗号のような趣の版画作品などを手掛けた下村栞由さん(22)は「皆さんが持つ芸大のイメージとは少し違う作品もあると思う。たくさんの人に見てもらえるとうれしいので、気軽に来てほしい」と呼び掛けている。午前10時半~午後4時半。(吉本章紀)

(2019年7月12日 中日新聞朝刊なごや東版より)

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