愛工大名電高校（名古屋市千種区）の情報デザイン部の生徒たちが、大麻の乱用防止を呼びかける子どもたち向けのアニメーション動画を制作した。県警の薬物乱用防止教室などで活用される。県警は２１日、生徒たちに感謝状を贈った。

　動画は約７分３０秒で、中学３年のサッカー部員が先輩から大麻の使用を誘われるという内容。断るのか、もし誘いに乗ったらどうなるかを動画を通して考え、薬物の怖さを学ぶ。

　この日は、３年の佐々木さん（１７）と渡辺さん（１７）、松田さん（１８）が県警本部を訪れ、田中浩・生活安全部長から感謝状を受け取った。佐々木さんは「小学生でも理解できるように作った。身近になく分からないことも多いが、誘いに乗らないことが１番だと思う」と話した。

（2022年10月24日　中日新聞朝刊県内版より）