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高校野球 2022.10.05

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海星高等学校 三重高等学校

秋季高校野球 三重県大会 海星 東海大会 ラスト切符

木本-海星 5回途中から登板し、力投する海星の高橋龍史投手=ドリームオーシャンスタジアムで(橋場翔一撮影)

木本-海星 5回途中から登板し、力投する海星の高橋龍史投手=ドリームオーシャンスタジアムで(橋場翔一撮影)

■代表12校出そろう 

 三重の3位決定戦では海星が木本を5-1で破り、秋季東海大会(22、23、29、30日、静岡・草薙及び清水庵原)の最後の出場権を獲得した。2番手の最速142キロ右腕、高橋龍史投手(2年)が4イニング2/3を無安打無失点に抑える完全救援をみせた。決勝では三重が津商に6-0で完封勝ちし、3年連続22度目の優勝を飾った。

■高橋危機ピシャリ完全救援

 海星が最後の東海大会切符を勝ち取った。1点を先制されながらも4回に逆転。継投でそのリードを守り抜き、森下晃理監督(45)は「2、3点勝負になると思っていた。何とか生き残ったという感じですね」とホッと胸をなで下ろした。

 2点リードで迎えた5回。1死二塁で先発左腕・伊藤佑のあとを受けて高橋がマウンドに上がった。「走者は気にしない」と伸びのある直球を果敢に投げ込み、後続を見逃し三振、左飛に打ち取りピンチを脱した。

 6回以降も1人の走者も許さず9回まで完全投球。5三振すべて直球で奪い、自己最速タイとなる142キロも計測した。高校入学後はリリースポイントがばらつくこともあったが、「胸の開きを抑えることを意識したらキレも増した」とフォームの修正が思わぬところにいい影響を及ぼした。

 昨秋の県大会では3位決定戦で救援登板するも決勝点を許して敗れた。今年も同じような場面で登板となったが、1年前の悪夢を振り払うような好投。自らの腕で2年ぶりの東海大会出場を引き寄せ、「絶対に勝たないといけない試合。自分的には良かった」と笑顔をみせた。

 これで東海大会の出場校が出そろった。センバツにつながる大会に向け、「真っすぐでどんどん押して、三振を奪いたい」と意気込む高橋。東海の強豪相手にも持ち味を存分に発揮する。 (谷大平)

■三重完封継投で3連覇

 三重が秋の三重県大会を3連覇した。1回に4番大越の2ランで幸先よく先制すると、先発左腕・徳本と右腕・前田の継投で津商打線を完封に抑えた。4回からの6イニングを散発の4安打、8奪三振と好投した前田は最速137キロも計測。「変化球でカウントが取れてストライク先行で投げられた。東海大会でも自分のできる投球をしていきたい」と意気込んだ。

 ▽決勝
三重 200300001|6
津商 000000000|0
(三)徳本、前田-高山
(津)松田、山下-樋尾
本塁打 大越、高山(三)

 ▽3位決定戦
木本 001000000|1
海星 00031001x|5
(木)榎本、西-久保
(海)伊藤佑、高橋-伊藤英
(秋季東海大会に<1>三重<2>津商<3>海星が出場)

(2022年10月5日 中日スポーツ6面より)

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