ダンスの全国大会で、優秀な成績を収めたとして、光ケ丘女子高校（岡崎市大西町）と岡崎女子大・短期大（同市中町）の部員らが９月２８日、岡崎市役所を訪れ、中根康浩市長に結果を報告した。

　ともに８月に兵庫県で開かれた「全日本高校・大学ダンスフェスティバル」に出場。高校の部で全国３位に当たる日本女子体育連盟会長賞、大学の部で特別賞をそれぞれ受賞した。

　同高校は、仏となって将来、この世を救うとされる弥勒菩薩（みろくぼさつ）と、それを取り巻く煙や魂を３０人で表現。部長で３年の生徒（１８）は「後半はスピード感を出し、世の中に慈しみが満ちていく様子を表現した」と話した。「日本高校ダンス部選手権」（東京）では審査員特別賞を受賞している。

　同大・短期大は、衣装の裏と表を使い分け、人の心の影を見せた作品が高い評価を受けた。部長で３年の伊藤香乃さん（２１）は、部員が足りず、人集めに奔走したこともあったと明かし「たくさんのサポートのおかげ。感謝の気持ちでいっぱいです」と笑った。５人以下の大学生による創作ダンスの全国大会「アーティスティック・ムーブメント・イン・トヤマ２０２２」（富山県）では、最高賞に当たる松本千代栄賞を獲得した。（杉山果奈美）

（2022年10月1日　中日新聞朝刊西三河版より）