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お知らせ 2022.09.28

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杜若高等学校

杜若高 11団体が商品販売やワークショップ

フェアトレード商品を販売する生徒

フェアトレード商品を販売する生徒

■ミカワSDGs フェアトレードなど知って

 豊田市や岡崎市で持続可能な開発目標(SDGs)に取り組む企業などを紹介する「波岩(はいわ)マルシェ」が27日、豊田市の杜若高校であった。マルシェ実行委員の生徒が中心となって企画。11団体が出店して商品販売やワークショップを催した。(籔下千晶)

 同校は地域との関わりを深めようと今夏、有志の1~3年生約20人が地元でSDGsに取り組む企業10社を取材。1社ずつパネルにまとめ、今月に豊田市内で展示した。この生徒たちが実行委員となって同校の文化祭に合わせてマルシェを計画。取材した10社に加え、豊田市と市内の環境保全に取り組む企業でつくる協議会も出店した。

 27日のマルシェで実行委員は、途上国から適正価格で購入したフェアトレード商品を豊田市内で扱う店舗「anam」のコーヒーや雑貨、ドライフルーツなどを販売。生徒は来場者に商品を紹介したり、人気商品を売り込んだりした。

 豊田市稲武地区の自動車シート製造業「トヨタケ工業」はシートの端材を使ったストラップ作りのワークショップを開催。岡崎市の和菓子店「両口屋菓子舗」は、同校家庭科同好会の意見を取り入れながら開発した紅茶入りのゼリーを販売。このゼリーは10月ごろから同店でも提供する。

 フェアトレード商品を購入した1年生の生徒(16)は「フェアトレードという言葉の意味は授業でも習っていたけれど、実際に購入することで貢献できた」と話し、SDGsを実践していた。

 実行委員長で3年生の生徒(18)、副委員長で3年生の生徒(18)は、パネルのデザインやマルシェのPRに取り組んだ。実行委員長の生徒は「たくさんの人に来てもらえてうれしかった」、副委員長の生徒は「魅力的な商品を紹介できた。来場者にSDGsに興味を持ってもらえたら良い」と話した。

(2022年9月28日 中日新聞朝刊豊田版より)

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