学校法人菊武学園（尾張旭市）は１４日、ウクライナからの避難民支援のため３０万円を県に寄付した。

　寄付金は、同学園が運営する名古屋産業大、名古屋経営短大（いずれも尾張旭市）、菊華高校（名古屋市守山区）などの校内の募金箱や、学生・生徒らによる街頭募金に寄せられた。

　この日は同学園の高木弘恵理事長らと学生・生徒５人が県公館を訪れ、大村秀章知事に寄付を手渡した。感謝状を受け取った高木理事長は「これからも、県に貢献できることを推進していきたい」とあいさつ。名古屋経営短大１年の小笠原はるみさん（１８）は、ロシアのウクライナ侵攻を「多くの命が奪われ、現在でも当たり前の生活や未来を奪われている」と残念がり、「少しでも役立てるように募金活動した」と話した。

　県では、県内へ避難した人たちへの支援として、生活一時金やデータ通信に必要なプリペイドＳＩＭカードを提供するための寄付を受け付けている。　（中根政人）

（2022年7月20日　中日新聞朝刊県内総合版より）