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お知らせ 2022.01.22

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津の宝を守る 書道で標語 高田高生に市消防から感謝状

書道作品を制作した(左から)中川さん、鈴木さん、新堂さん=津市久居明神町の市消防本部で

書道作品を制作した(左から)中川さん、鈴木さん、新堂さん=津市久居明神町の市消防本部で

 「文化財防火デー」(26日)を前に、津市の高田高校書道部員が、啓発標語を記した書道作品を作った。依頼した市消防本部は20日、感謝状を贈った。

 同本部は毎年、国宝建造物の「御影堂」と「如来堂」が立つ高田本山専修寺(同市一身田町)で文化財の防火訓練を行っている。近くに同校があることなどから初めて依頼した。

 A0判の用紙を4枚組み合わせた縦1.6メートル、横2.4メートルの巨大な作品には、生徒が考えた「しあわせを未来へつなぐ言葉 『火の用心』 未来へ残そう津の街・津の宝」と記した。ほかに楷書や隷書でA0判4枚とB1判3枚に標語を書いた。いずれも背景に専修寺のシルエットを印刷した。

 2年の中川さん(17)と1年の新堂さん(16)、鈴木さん(16)が消防本部を訪れ、佐藤昭人消防長から感謝状が贈られた。中川さんは「文化財を失わず幸せに過ごせるようにという思いを込めた。1人1人が防火を意識してほしい」と話した。

 作品は3カ所で展示されている。市役所1階は来月4日まで、JR一身田駅は来月2日までで、専修寺総合案内所は当面の間という。(坂田恵)

(2022年1月22日 中日新聞朝刊中勢版より)

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