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お知らせ 2019.06.22

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豊橋空襲 記憶受け継ぐ 追悼集会、市民ら灯籠流し

平和への願いを込め参加者が豊川に流した灯籠=豊橋市で

平和への願いを込め参加者が豊川に流した灯籠=豊橋市で

 太平洋戦争の豊橋空襲から74年を迎えた20日夜、豊橋市湊町の湊町公園で犠牲者の追悼集会があった。市民ら80人が、平和への祈りを灯籠に込め、豊川に流した。

 市民団体「豊橋空襲を語りつぐ会」が主催。講話では、当時機関助士をしていた春日井市の川端新二さん(90)が、空襲直前に豊橋駅を間一髪で後にした経験を話し「(もう少し遅ければ)さらに乗客1000人くらい亡くなっていたと思う。市街は真っ赤で火の海だった」と振り返った。市内の桜丘高や豊橋中央高の生徒会も「戦争体験者や遺族の思いを受け継ぎ、戦争の無い世界をつくりたい」と誓った。その後参加者は河川敷に移動し、自ら「平和を大切に」「大切な命」などと記した灯籠を流した。

 豊橋空襲では、米軍機が焼夷(しょうい)弾を投下し市街地の9割が焼け野原に。624人が死亡し、約7万人が被災した。(高橋雪花)

(2019年6月22日 中日新聞朝刊東三河総合版より)

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