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スポーツ 2021.11.24

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星城高等学校 岡崎学園高等学校

春高バレー 県代表決定 男子・星城V2 女子・岡崎学園

星城-愛工大名電 第2セット、相手ブロックの上からスパイクを放つ星城の安達主将(奥)=稲沢市の豊田合成記念体育館で

星城-愛工大名電 第2セット、相手ブロックの上からスパイクを放つ星城の安達主将(奥)=稲沢市の豊田合成記念体育館で

 第74回全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)の県予選会の決勝が23日、稲沢市の豊田合成記念体育館エントリオであり、男子は星城が愛工大名電に勝ち、2年連続16回目、女子は岡崎学園が誠信を破り、2年ぶり45回目の優勝を決めた。両校は、来年1月5日に東京体育館で開幕する全国大会に出場する。 (斉藤和音)

■「4強目指す」安達主将

 第2、第3と2セットを連取され、後がなくなった。「3年の意地見せてやろうぜ」。試合の流れが愛工大名電に大きく傾く中、星城の安達主将と田中選手(いずれも3年)は声を掛け合った。

 勝負の第4セット。安達主将が悪い流れを断ち切った。「持ってこい」とセッターの田中選手に告げ、トスを集めた。気迫のプレーで次々とアタックを決め、チームに勢いをつけた。

 最終の第5セットは、互いに譲らぬ展開。最後は12-11から浜崎選手(3年)がサービスエースを2連続で決め、フルセットにもつれた激戦を制した。中根聡太監督は「勝ち負けを超えた素晴らしいゲームだった」とたたえた。安達主将は「ベスト4に向かって走っていきたい」と全国大会での活躍を誓った。

■「ホッとした」鷲谷主将

 岡崎学園は第1セットを落としたものの、以降は鷲谷主将と曽我選手(いずれも3年)らを中心に得点を重ね、3セットを連取した。カンポスユナ選手(2年)もチーム最多の27得点を挙げ、逆転勝ちに貢献した。

 鷲谷主将は試合後、「ホッとした気持ちが強いです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。勝利を決めた第4セットは、6連続得点を許すなど誠信の勢いに押される場面もあったが、「目の前のことに集中しよう」と切り替えて競り合いを制した。

 直前に主力の1人をけがで欠いたが、チーム一丸となって穴を埋めた。「3年の春高に懸ける思いを実感した」と伊奈弘人監督。全国大会に向け、鷲谷主将は「課題を見つめ直してパワーアップしたい」と気を引き締めた。

(2021年11月24日 中日新聞朝刊県内版より)

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