高山市下林町の高山西高校で６日、体育祭が開かれた。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止しており、２年ぶりの開催。生徒５８０人が、赤、青、黄色の３団に分かれ、応援やリレーで競った。

　感染防止対策で、例年行っている騎馬戦や綱引きなど約１０種目の競技は中止し、観客も入れなかった。開催時期も、当初は９月を予定していたが、緊急事態宣言解除後の１０月に移した。

　この日は晴天に恵まれ、生徒たちは学年別のリレーや、ダンスなどを披露する応援合戦を繰り広げた。全身を青く塗った男子生徒たちの踊りなどに、会場が盛り上がっていた。

　生徒会長で２年の男子生徒（１７）は「３年生にとっては最後、１・２年生にとっては初めてになる伝統の体育祭を、無事に開けてうれしい」と笑顔で話していた。（八重樫智）

（2021年10月7日　中日新聞朝刊飛騨版より）

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