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お知らせ 2019.06.08

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「マイ争点」で政策比べ 桜花学園高で主権者教育

西野さん(右)の話を聞く生徒たち=昭和区緑町の桜花学園高で

西野さん(右)の話を聞く生徒たち=昭和区緑町の桜花学園高で

 国や社会の問題について自ら考えて行動する「主権者教育」の講義が6日、昭和区緑町の桜花学園高校であった。話を聞いた3年生約390人の中には、夏の参院選で初めて選挙権を得る生徒も多く、真剣な表情で聞き入った。

 講師を務めたのは慶応大SFC研究所上席所員、西野偉彦(たけひこ)さん(34)。日本では2016年7月の参院選から選挙権が18歳に引き下げられたことや、少子高齢化や若者の低投票率によって、高齢世代の意見が政治に反映されやすい「シルバーデモクラシー」が進んでいる現状などを伝えた。

 経済・財政、憲法、教育など18項目の中から、自身が最も大事だと思う「マイ争点」を各生徒に選んでもらい、その政策の必要性や問題点を考えてもらう時間も。西野さんは「選挙では各候補の政策を見比べ、自分にとって一番大切な政策が合致した候補を選ぶ、というのも一つの方法」と話した。

 講義は名古屋青年会議所が主催。今後、千種区の愛知高校(15日)、昭和区の名古屋国際高校(29日)でも開く。また7月1日の参院選愛知選挙区の公開討論会では、3校の生徒から集めた質問の一部を立候補予定者に答えてもらう。(水越直哉)

(2019年6月8日 中日新聞朝刊市民版より)

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